立派な体を表す言葉として「恵体」と「筋肉質」があります。
2つの言葉にはどのような意味の違いがあるのでしょうか。
この記事では、「恵体」と「筋肉質」の違いを分かりやすく説明していきます。
「恵体」とは?
「恵体」とは、「恵まれた体格」を意味する言葉です。
身長や体重、肩幅や腕の太さなど全体な体つきのことを「体格」といいます。
高い身長や厚い胸板など持って生まれた体格がたくましいことを「恵まれる」と表現します。
「恵体」は恵まれた体格を指す言葉ですが、インターネットのスポーツ関連掲示板で誕生したネットスラングの一種であり正式な表現ではありません。
主にスポーツ関連を中心としたネット掲示板や一部のSNSのみで使われている言葉で辞書には掲載されておらず、テレビや新聞などのマスメディアでは使われない表現です。
「筋肉質」とは?
「筋肉質」とは、「筋肉が多くよく発達していること」を意味する言葉です。
人や動物の体に他と比べて筋肉がたくさんついておりよく発達している様子を指します。
生まれつき脂肪が少なく筋肉がつきやすい体質を指す場合もありますが、トレーニングで体を鍛えた結果として筋肉が豊かになったたくましい体つきを表す意味で使うのが一般的です。
基本的な価値観として筋肉がたくさんついている鍛えられた体の方が立派とされるため、たくましさを褒める表現として肯定的に使われます。
「恵体」と「筋肉質」の違い
「恵体」と「筋肉質」の違いを、分かりやすく解説します。
「恵体」と「筋肉質」の違いは「骨格」です。
「恵体」が身長や肩幅など生まれつきで決まる骨格の要素も含むのに対し「筋肉質」は筋肉のつき具合や鍛えられ方のみを指し骨格の要素は含みません。
「恵体」はスポーツ選手に対して用いることが多くある競技に対して有利な体つきを指しますが「筋肉質」は筋肉がついているかどうかのみを表す言葉でスポーツに対する有利不利の要素は含まない、という違いもあります。
まとめ
「恵体」と「筋肉質」はどちらも体つきを高く評価する意味の言葉ですが評価の基準が異なります。
どのような体つきに対して用いるのかを正しく理解して使い分けましょう。