「忘れていた」と「失念しておりました」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「忘れていた」と「失念しておりました」の違いとは?違い

この記事では、「忘れていた」「失念しておりました」の違いを分かりやすく説明していきます。

「忘れていた」とは?

「忘れていた」「忘れる」とは、覚えていたことが思い出せなくなる、何かに熱中してうっかり気がつかずにいる、うっかりして物を置いてくる、意識的に思い出さないようにする、すべきことをしないでいる、対象が記憶から消える、といった意味があります。

つまり、「忘れていた」とは、思い出せないでいた、記憶から消えていた、すべきことをしないでいた、といった際に使用する言葉になります。

例えば、戸締りすることを忘れてしまった場合、「戸締りを忘れていた」といった形で使用します。


「失念しておりました」とは?

「失念しておりました」「失念」とは、うっかり忘れること、ど忘れ、物忘れ、を意味する言葉です。

そして、「失念しておりました」「忘れていた」の敬語表現になります。

「忘れていた」の謙譲語が「失念しておりました」となり、自分がへりくだる際に「忘れていた」の代わりに「失念しておりました」を使用します。


「忘れていた」と「失念しておりました」の違い

「忘れていた」「失念しておりました」の違いを、分かりやすく解説します。

「忘れていた」「失念しておりました」の関係性は「忘れていた」の敬語表現が「失念しておりました」になるということです。

「失念しておりました」は謙譲語となるため、自分がへりくだる必要がある相手に対し適した表現方法になります。

また、「失念しておりました」は、あくまでも人がとった行動に対してのみ使用する表現方法です。

「忘れていた」の例文

・『うっかり、妻に頼まれていた買い物を忘れていた』
・『あまりにもゲームに夢中になり昼食をとるのを忘れていた』

「失念しておりました」の例文

・『大変申し訳ございません、返信を失念しておりました』
・『変更の連絡を失念しておりました、すべて私のミスによるものです』

まとめ

「忘れていた」「失念しておりました」の関係性は以上です。

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