この記事では、「借財」と「負債」の違いを分かりやすく説明していきます。
「借財」とは?
「借財」とはお金を借りることやその借りたお金を指します。
財というとお金の他に物品なども含むように思えますが、実際に物品を含めて言う事もあるもののほとんどの場合物品は含めず、借りるのはお金だけという使い方がされる言葉です。
そのため基本的な意味は借金と同じで、現在ではあまり日常的に使われる言葉ではないので、借金のやや古い言い回しと言えるでしょう。
またビジネスのためにお金を借りる場合など借金をやや硬い表現にしたい場合にも使われます。
「負債」とは?
「負債」とは将来的に返済や支払いの義務があるものです。
誰かから借りていていつか返さないといけないお金を指すことが多いですが、金銭以外にも物品を指すこともあります。
また負債は必ずしも相手から借りた所謂借金とは限らず、企業が商品を購入する際に代金を後回しにした約束手形や買掛金も負債の一種です。
そのため負債は借りた貸したの関係だけではなく、どうしてそれが発生したかを問わず後で支払ったり渡す必要のあるお金や物と言えます。
「借財」と「負債」の違い
「借財」と「負債」の違いを、分かりやすく解説します。
誰かから借りたお金が「借財」で、誰かに支払ったり渡す義務のある金品が「負債」です。
「借財」はお金だけを指し物品は基本的に含みませんが、「負債」は金銭であることが多いだけで物品も含みます。
また「借財」はお金を借りたから返さなければならないというものだけですが、「負債」は支払いを待ってもらったお金だからなど支払いの義務が生まれた理由が借りたから以外の場合も含みます。
まとめ
わかりやすい「負債」と言えば他者から借りたので返済義務があるお金なので同一視してしまうかもしれませんが、所謂借金である「借財」は負債のわかりやすい一つでしかありません。
負債は借りたお金である借財以外にも物品であったり、支払いを後回しにしてもらったお金も含みます。
