「願う」と「切願」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「願う」と「切願」の違いとは?違い

この記事では、「願う」「切願」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「願う」とは?

このようになって欲しいと思うとき、心から祈ることを「願う」【ねがう】といいます。

例えば、県大会にまで行けるように神様に祈るように心からお願いするのです。

使い方としては、「心から願う」といって、本当に現実的になるように手を合わせます。

また、早く帰られなければ最終のバスに乗り遅れるといったとき、講師が早めに講義を終わらせてくれるよう強く「願う」といった状況で使うのです。


「切願」とは?

切実に願うことを「切願」【せつがん】といいます。

「消息不明となった飛行機が無事帰還するよう切願した」といえば普通に祈るのではなく、かなり熱を込めて心から願うほどの課題を取り上げるのです。

また、事故で昏睡状態になった妹が意識を取り戻すように心から願うその行動を指します。

このように絶え間なく切実に願い、望むという意味で使われている言葉です。


「願う」と「切願」の違い

ここでは「願う」「切願」の違いを、分かりやすく解説します。

日常生活で気軽に使われている「願う」は、恋人ができるよう願う場面で使われています。

また、今日のお昼は美味しいお弁当であるように願ったり、明日は雨が降らないで欲しいと軽く願って現実になるように願掛けするのです。

もう一方の「切願」は心から現実になるようしきりにお願いする行為を指します。

裁判する前に今一度事件について取り調べて欲しいと切実に願うその気持ちを伝えるわけです。

「願う」の例文

・『球場に行けない学生は、学校で勝つように願う』
・『妹が二度と自転車に乗って交通事故に遭わないように願う』

「切願」の例文

・『爆撃された村にも支援物資が届くよう人々は切願する』
・『採掘場に閉じ込められた作業員は救助が来るよう切願する』

まとめ

「願」を使っていますが、現実になるといい場面で使うか、切実な気持ちを表すとき使うとの違いがあります。

どのような場面で使われているかに目を向けて、使い分けてみるといいでしょう。

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