「なんでも」と「とにかく」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「なんでも」と「とにかく」の違いとは?違い

この記事では、「なんでも」「とにかく」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なんでも」とは?

「なんでも」は主に3つの意味を表す言葉です。

1つ目は、よくわからないが、どうやら、です。

断定ではないこと、理由などがわからないときなどに用いる言葉で、「なんでも近々引っ越すらしい」などといった形で使用します。

2つ目は、どうしても、ぜひ、です。

例えば、どうしても何かやりたいことがある場合、「なにがなんでもやりたい」などといった形で使用します。

3つ目は、どういうものでも、どういうことでも、です。

どんなものでも揃っているお店のことを「なんでも揃っている店」などといった形で使用します。


「とにかく」とは?

「とにかく」は主に2つの意味を表す言葉です。

1つ目は、他の事柄は別問題だという気持ちを表します。

言い換えると「何はともあれ」「いずれにしても」「ともかく」です。

時間ギリギリで間に合うのか不安ななか行動する場合、「とにかく、やってみよう」などといった形で使用します。

2つ目は、上の事柄には関わらないという気持ちを表します。

言い換えると「さておき」「ともかく」です。

例えば、結果はさておき体のことが心配な場合「結果はとにかく、体調が心配です」などといった形で使用します。

そのほか、強調する言葉として使用することも可能で、「とにかく真面目な人」やまずは行動しようという意思を表現するために「とにかく、車に乗りましょう」などといった形で使用します。


「なんでも」と「とにかく」の違い

「なんでも」「とにかく」の違いを、分かりやすく解説します。

「なんでも」「とにかく」は異なる意味を持つ言葉です。

「なんでもやる」の場合は、どんなことでも行動することを意味します。

一方、「とにかくやる」の場合は、他の事柄は別問題だと考え行動することを意味します。

「なんでも」「とにかく」には、このような違いがあります。

「なんでも」の例文

・『夫はなんでも私に頼んできて大変です』
・『昔から弟はなんでもできる器用な人でした』

「とにかく」の例文

・『とにかく、子どもたちのためにもこれからのことを先に考える必要がある』
・『どうなるか分からないが、とにかく、話し合いの場を設けることにしました』

まとめ

以上のように、「なんでも」「とにかく」は全く異なった意味を持つ言葉になります。

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