この記事では、「どちらも」と「いずれも」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「どちらも」とは?
右と左にある2つの物を指すのが「どちらも」です。
「どちらも美味しい」というように、引けをとらない味に仕上がっていると伝えるとき使われています。
同等の仕上がりであると分かりやすく伝えられる言葉でもあり、使い方としては「この2つはどちらも良い音が出る」といって楽器からは同じように心地良い音色が出ると伝えられます。
このように、2つのどちらを選んでも悪くはないと言える場面で使える言葉です。
「いずれも」とは?
いくつかありますが、たいしてどれを選んでも同じであると伝えるのが「いずれも」です。
どれも同じ味であったり、量であると伝えるときに使われています。
「いずれも中身は同じ」であるため、あとは自分の好きなものを選べばいいと伝えるわけです。
元々は「いずれ」に不定称となる代名称の「も」を付けた言葉であり、すべてそこにあるものは見劣りすることなく質が良いと伝えられます。
「どちらも」と「いずれも」の違い
ここでは「どちらも」と「いずれも」の違いを、分かりやすく解説します。
2人は同じ背丈であったり、考え方すると伝えるとき「どちらも」を使います。
「どちらも同じ資格を持っている」というように、同等の様子を分かりやすく伝えるのです。
もう一方の「いずれも」はすべて優れているため、味も大きさも見劣りしないといえる物に使われています。
「どちらも」は2つの物を比較する状況で使いますが、「いずれも」は複数を指すところが違う点です。
「どちらも」の例文
・『どちらも性格が穏やかで付き合いやすい』
・『どちらも入っている物は同じなので、袋の色で選んだ』
「いずれも」の例文
・『いずれもさっぱりした塩味の煎餅で食べやすい』
・『いずれも防水効果が高いので、雨の日でも安心です』
まとめ
4文字の平仮名であり、そこにある物が同等なものと伝えられる言葉です。
どのような場面で使えばいいか学び、使ってみるといいでしょう。