「どういたしまして」と「お気になさらず」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「どういたしまして」と「お気になさらず」の違いとは?違い

この記事では、「どういたしまして」「お気になさらず」の違いを分かりやすく説明していきます。

「どういたしまして」とは?

どういたしましてとは、相手から感謝の気持ちやお詫びの気持ちを伝えられた時などにそれを打ち消しながら返す挨拶です。

私は何もしていませんということを表していて、これはあなたが感謝するほど大したことはしていませんから気にしないでくださいといった意味になります。

謙遜して何もしていないと表現しているのです。


「お気になさらず」とは?

お気になさらずとは、気にしないでくださいという意味の言葉です。

接頭語の「お」をつけることで、丁寧な表現になっています。

自分のことを心配してくれたり気遣ってくれた人に対して、心配しなくても大丈夫といった意味で使われています。

また、相手からの気遣いなどをやんわりと断る場合などにも用いられます。


「どういたしまして」と「お気になさらず」の違い

「どういたしまして」「お気になさらず」も、気にしないで欲しいという意味の言葉です。

「どういたしまして」は、感謝の気持ちやお詫びの気持ちを伝えられた時などに謙遜していう挨拶になります。

称賛された時などに使うこともあります。

それに対して「お気になさらず」は、自分のことを心配してくれたり気遣ってくれた場合などに使うことが多いです。

勧められたことを断る場合にも用いられます。

「どういたしまして」の例文

・『サポートしてくれてどうもありがとう』『どういたしまして』
・『今日は案内してくれてありがとうございました』『どういたしまして』

「お気になさらず」の例文

・『職場のことはお気になさらず、ゆっくりと静養なさってください』
・『私のことはお気になさらず、今夜は楽しんできてください』

まとめ

「どういたしまして」は、感謝したりお詫びの気持ちを伝えられた時などに返す「気にしなくていいですよ」という意味の言葉です。

謙遜の気持ちが含まれています。

「お気になさらず」「気にしなくていいですよ」という意味の言葉ですが、心配されたり気遣ってもらった時などに使うことが多いです。

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