「テンプレート」と「形式」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「テンプレート」と「形式」の違いとは?違い

「テンプレート」「形式」はいずれも様々な場面で目にする言葉ですが、それぞれ意味の違いはあるのでしょうか。

この記事では、「テンプレート」「形式」の違いを分かりやすく説明していきます。

「テンプレート」とは?

「テンプレート」は英語の“template”が語源となったカタカナ語です。

英語では「型板」「鋳型」「定型書式」などの意味があり、日本では主に「ひな形」「定型文」といった意味で使用されています。

「テンプレ」と短縮して呼ばれることもあります。


「形式」とは?

「形式」「物事をおこなう際の一定の手法」「形だけで中身が伴わないこと」を意味する言葉です。

そのほか、「物事の表面に現れている形」「芸術作品を構成する要素を配置する手法」「哲学における事物の成立の仕方や構造」といった意味も持ち合わせています。


「テンプレート」と「形式」の違い

「テンプレート」は一般的に「ひな形」「定型文」という意味で普及している言葉です。

主に「文書や表などを作成する際のひな型となるデータもしくはファイル」のことを指し、空欄を埋めて作成していくタイプと、事前に記入例が記されて情報を上書きしていくタイプがあります。

また、「テンプレート」の略称「テンプレ」は比喩表現として用いられることもあります。

「ひな形」の意味が転じた表現で、典型的な例や紋切り型でつまらないなどネガティブな意味合いで用いられます。

一方、「形式」「物事をおこなう時の一定の手法」「形だけで実質がないこと」を意味します。

前者では「形式にのっとる」、後者では「形式だけの会話」のように使います。

また、「物事が存在する際に表面に現れている形」「芸術作品を構成する各要素を配置する手法」「哲学分野において、事物の成立の仕方や構造」という意味で使用されることもあります。

まとめ

「テンプレート」「ひな形」「定型文」を示し、「形式」「物事をおこなう一定の手法」「形だけで中身が伴わないこと」などを示します。

両者が持つ意味を理解して、状況に応じて使い分けてみましょう。

ぜひ言葉の知識を深める参考にしてください。

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