この記事では、「片思い」と「執着」の違いを分かりやすく説明していきます。
「片思い」とは?
「片思い」は「かたおもい」と読みます。
意味は、「自分に対して恋愛感情を持っていない人のことを、一方的に恋い慕うこと」です。
相手が自分のことを恋愛対象として好きではないと分かっていても、自分は相手のことが好きで、思い続けることです。
「片思い」の言葉の使い方
「片思い」は名詞として「片思いする・した」「片思いの人」などと使われます。
「片」は「へん」とも読み「二つのうちの一方」「薄く小さな切れ端」という意味、「思い」は動詞「思う」の連用形が名詞化した言葉で、「ある物事について考えをもつ」から転じて「気にする」「恋い慕う」という意味、「片思い」で、「二人のうちの一方だけが恋い慕う状態」になります。
「執着」とは?
「執着」は「しゅうちゃく・しゅうじゃく」と読みます。
意味は、「ひとつのことにとらわれて、そこから離れられない状態」です。
あることで頭の中がいっぱいになり、気持ちが他へ切り替えられず、いつまでもすがりつく様子を表します。
「執着」の言葉の使い方
「執着」は名詞として「執着する・しない」「執着がある」「執着心」などと使われます。
「執」は「手にとる」「とりおこなう」「とらえる」から転じて「とりついて離れない」という意味、「着」は「つ(く)」とも読み「衣服などを身につける」「ぴったりとくっつける」から転じて「心がとらわれる」という意味、「執着」で「心がとらわれてしまい離れないこと」になります。
仏教由来の言葉で、「あらゆるとらわれの心を捨てるべきである」という教えに基づいています。
「片思い」と「執着」の違い
「片思い」は「二人のうちの一方だけが恋い慕う状態」です。
「執着」は「心がとらわれてしまい離れないこと」です。
まとめ
今回は「片思い」と「執着」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
