この記事では、「ですから」と「したがって」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ですから」とは?
「ですから」とは、「だから」を丁寧な言い方にした接続詞です。
ですからの前の部分にはある事柄の原因が入り、ですからに続く部分にその結果がきます。
断定の助動詞である「です」と接続助詞の「から」を組み合わせた言葉になります。
前に述べた事柄を受けて、それを理由として起きる結果に導いています。
「だから」や「そうであるから」に言い替えることもできます。
「したがって」とは?
「したがって」とは、前の事柄を受けて後の事柄を起きることを表す言葉です。
「したがう」という動詞の連用形に接続助詞である「て」を組み合わせています。
漢字では「従って」と書きます。
前に述べたことを理由として、その後の結果や結論を述べる時に使います。
文語的な表現なので、会話では「したがいまして」といいます。
また、「だから」や「ですから」「それゆえ」と同じ意味があります。
「ですから」と「したがって」の違い
「ですから」も「したがって」も、前に述べた事柄を受けてその結果後の事柄が起きることを表す言葉です。
意味に大きな違いはありません。
論理的あるいは客観的に説明したい場合には「したがって」を使います。
「ですから」の例文
・『明日は雨が予想されています。ですから雨具を準備しておいてください』
・『規則ですからイベント会場内に飲食物を持ち込むことはできません』
「したがって」の例文
・『彼は飲酒をしてはいけないというルールを破りました。したがって停学処分を受けることになるでしょう』
・『花火大会は終了しました。したがって速やかにお帰りください』
まとめ
「ですから」も「したがって」も、前に述べた事柄を受けてその結果後の事柄が起きることを表す言葉です。
意味に違いはありませんが、論理的あるいは客観的に説明したい場合には「したがって」を使います。
