この記事では、「トマトピューレ」と「トマト缶」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「トマトピューレ」とは?
果実を潰してとろみがある液状化にした「トマトピューレ」は、実を加熱して煮詰めた状態であるためかなり濃い味がします。
その濃厚な味を活かしてピザソースにしたり、トマトケチャップ代わりに使うわけです。
粘り気があり、すぐに染み込んだりせずかけられます。
中にはトマトが一番美味しい状態で収穫してピューレにしたものがあり、より濃厚な味を美味しい状態で食べられるのが魅力です。
すでに加熱してあるためソースとして使えるので、時短料理を作るのに向いています。
「トマト缶」とは?
トマトをダイス状に切ったものを缶詰にしたものと、皮をきれいに剥いたものをそのまま缶の中に密閉してある2種類の「トマト缶」【トマトかん】があります。
いずれも加熱したトマトを缶詰に入れて密封してあるため、コンソメを入れれば簡単にスープになります。
なかには固形のトマトの食感を楽しめる缶詰もあり、あえて水は加えずに煮詰めて、缶の中に入れて密封する商品もあります。
このように、完熟した実の味を楽しめるものであり、料理に深みを出したいと思うときに最適です。
「トマトピューレ」と「トマト缶」の違い
「トマトピューレ」と「トマト缶」の違いを、分かりやすく解説します。
塩で味付けされている「トマトピューレ」は煮詰めてあり、味も濃く、とろみがあります。
少しの量でも味をしっかり足したいと思うときや、はっきり赤色を出したいと思うときに便利です。
煮詰めたトマトの味が肉や魚、スパゲッティのソースとして使えます。
もう一方の「トマト缶」はトマトを加熱させてから缶詰に入れてあるもので、最適な食べ頃を楽しめます。
蓋を開ければ丸ごと水煮したトマトが入っていて、とくに味付けはされていません。
そのままスープにして食べたり、色づけとして使えます。
「トマトピューレ」との違いは、赤色は薄く出て、味もそれほど濃くならないので食材の味を壊さず楽しめるのが魅力です。
まとめ
トマトを使った缶詰を2つご紹介しましたが、味や色、使い方にも違いがありますので、メーカーの公式HPや画像といったもので比較してみるといいでしょう。