この記事では、「固定観念」と「思い込み」の違いを分かりやすく説明していきます。
「固定観念」とは?
定まって動かない考え、その人の思考を縛るような考えという意味です。
「固定」には定まって変化しない、「観念」には物事についての考えという意味があります。
洋菓子についてで説明をします。
ある人は「洋菓子はフランス菓子が最高だ」という考えを持っているとします。
しかし、洋菓子といってもドイツのものもあれば、イギリスのものもあり、さまざまなものが存在します。
フランス菓子だけが素晴らしいのではありません。
しかし、ある人は「フランス菓子が一番」と考えており、その考えに縛られて他の菓子のよい点が見えていません。
一つの考えにとらわれてしまっているのです。
このような思考を縛るような考えをいう言葉です。
「思い込み」とは?
深く信じ込むことという意味です。
花瓶の水についてで説明をします。
ある人は「花瓶にはたっぷり水を入れるのがよい」と思っています。
実は、花瓶にたっぷりと水を入れてしまうと、花の葉が水に浸かって腐る原因になります。
この事実を知る前には、花瓶にはたっぷり水を入れるのがよいものだと深く信じていました。
このようなさまをいう言葉です。
この状態の人は思考は縛られておらず、考えを変えることができます。
先の例でいえば、事実を知ってからはこの人は花瓶の水の量を減らすことでしょう。
「固定観念」と「思い込み」の違い
「固定観念」と「思い込み」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は思考が縛られています。
後者は深く信じ込むことという意味で、思考は縛られていません。
自分が信じていたものは間違いだったとわかれば、考えを変えることができます。
前者の場合は、考えを変えられる場合もありますが、変えるのが難しいことが珍しくありません。
まとめ
前者は思考を縛る考えという意味で、後者は深く信じ込むことで、それぞれ意味が異なります。
