この記事では、「強み」と「長所」の違いを分かりやすく説明していきます。
「強み」とは?
「強み」は「つよみ」と読みます。
意味は、「企業にとって利益につながると思われる、自分の優れている点のこと」です。
「強み」の言葉の使い方
「強み」は名詞・形容動詞として「〜が強みだ・である」「強みを述べる」などと使われます。
動詞「強む」の連用形が名詞化した言葉で、「強くすること」の文語系です。
ここから転じて「自分を強めるもの」「企業にとってメリットとなる自分の優れた点」という意味で使われる様になりました。
就活で面接の際に、自分を面接官にアピールする言葉として使われます。
「長所」とは?
「長所」は「ちょうしょ」と読みます。
意味は「その人の性質や才能などで、他人より優れている点のこと」です。
「長所」の言葉の使い方
「長所」は名詞として「長所がある・ない」「長所を述べる」などと使われます。
「長」は「なが(い)」とも読み「寸法や距離がながい」から転じて「すぐれている」という意味、「所」は「ところ」とも読み「何かがあるところ」という意味、「長所」で「その人のすぐれているところ」になります。
こちらも就活で面接の際にアピールする言葉ですが、企業の役に立つか立たないかは別として、自分が得意とするところのものを表します。
「強み」と「長所」の違い
「強み」は「企業にとってメリットとなる自分の優れた点」です。
「長所」は「その人のすぐれているところ、企業の役に立つかどうかは含まない」です。
「強み」の例文
「強み」の例文は以下の通りです。
・『面接の際に語学力に関する強みをアピールする』
・『私の強みはパソコン操作が得意な点です』
「長所」の例文
「長所」の例文は以下の通りです。
・『面接官から長所を聞かれて困る』
・『私の長所は粘り強くひとつのものごとに取り組むところです』
まとめ
今回は「強み」と「長所」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。