「資源量」と「埋蔵量」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「資源量」と「埋蔵量」の違いとは?違い

この記事では、「資源量」「埋蔵量」の違いを分かりやすく説明していきます。

「資源量」とは?

資源量とは、石油や石炭、天然ガス、金(ゴールド)などの資源がある地域に存在している全体の量のことをいいます。

まだ発見されていないものでも、今後発見されることが地質学的に予測される資源も含まれています。

その場合には、未発見資源量と呼ぶこともあります。


「埋蔵量」とは?

埋蔵量とは、石油や天然ガスなどの資源量のうち将来にわたって採掘が可能と見込まれる量のことをいいます。

地下資源は発見されたり、その存在が確認されたからといって、全てが資源として用いられるわけではありません。

採掘するコストは地下資源が埋蔵している地域の状況によっても異なっており、採掘するのに多大なコストがかかってしまうこともあります。

コストの方が大きければ、資源があっても採掘しないということになります。


「資源量」と「埋蔵量」の違い

資源量も埋蔵量も、石油や石炭、天然ガス、金(ゴールド)などの地下資源の量を表す言葉です。

資源量と埋蔵量では、対象となる地下資源に違いがあります。

資源量は存在が確認されている資源の量全体を指しており、埋蔵量はそのうち商業的に採掘が可能な量を指しています。

商業的に採算がとれない地下資源がある場合には、資源量には含まれますが埋蔵量には含まれません。

ただし、地下資源を採掘する技術なども進化していますし、需要と供給のバランスが変化することもあります。

技術の進化によって採掘コストが下がり、以前は採掘するのが難しく埋蔵量に数えることができなかったものが埋蔵量として数えられるようになることもあります。

まとめ

資源量は、ある地域における石油や石炭、天然ガス、金(ゴールド)などの地下資源の全体量のことをいいます。

存在が確認されている地下資源になります。

それに対して埋蔵量は、将来にわたって商業的に採掘することが可能な量です。

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