この記事では、「絡む」と「付着」の違いを分かりやすく説明していきます。
「絡む」とは?
細いものが他のものの周りに巻きつくときに使われることが多いと考えられます。
例えば、「糸が絡む」「ひもが絡む」「髪の毛が絡む」などのように、もともと一本のものが複雑に絡み合ってしまう場合や、「朝顔が垣根に絡む」「蛇が木に絡む」などのように、もともと別のものがぐるぐると巻きつく場合に使われます。
この場合、「絡む」には、離れにくいという意味や、無秩序にくっつくという意味が含まれます。
「付着」とは?
何かが他のものに接着するときに使われることが多いと考えられます。
例えば、「ホコリが付着する」「シールが付着する」「雪が付着する」などのように、もともと別のものが表面にくっつく場合に使われます。
この場合、「付着」には、接触するという意味や、表面に残るという意味が含まれます。
「絡む」と「付着」の違い
「絡む」と「付着」の違いを、分かりやすく解説します。
「絡む」と「付着」という言葉の意味の違いは、くっつくものの形や状態、くっつく方法や程度、くっつく結果や影響などによって異なります。
同じように見える場合でも、使い分けることでより正確に表現することが可能です。
「絡む」の例文
・『彼女は彼と絡むことを避けていたが、同じクラスになってしまった』
・『事件には政治家や官僚が絡んでいて、真相が隠蔽されそうだ』
「付着」の例文
・『空気中のホコリが目に付着すると、目がかゆくなる』
・『壁に絵の具が付着してしまったので、落とすのに苦労した』
まとめ
「絡む」と「付着」の違いは、絡むは巻きつく、関係する、いやがらせするという意味で使われるのに対し、付着はくっつく、染みつくという意味で使われるということです。
また、絡むは動詞として使われるのに対し、付着は名詞としても使われます。
例えば、付着物、付着力、などです。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。