「虚しい」と「空しい」の違いとは?分かりやすく解釈

「虚しい」と「空しい」の違いとは?違い

この記事では、「虚しい」「空しい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「虚(むな)しい」とは?

「虚しい」には以下の意味が含まれています。

・『空虚であること』や『内容がない』
・『無駄であること』や『無益であること』、『甲斐がない』
・『仮初めである』や『儚い』
・『先入観や我欲などを捨てる』
・『根拠がないこと』や『事実無根なこと』
・『死んで魂がないこと』


「虚しい」の使い方

「虚しい」は形容詞として使われています。


「空(むな)しい」とは?

「空しい」とは、先述した「虚しい」と同じく、「空虚であること」「無駄であること」「無益であること」「仮初めである」「儚い」などの意味を含める言葉です。

「空しい」の使い方

「空しい」は形容詞として使われています。

「虚しい」と「空しい」の違い

「虚しい」「空しい」はどちらも同じ意味を含める表記違いの言葉になります。

細かい違いでいうと、「虚しい」「中身がないこと」「価値がないこと」などの意味合いを表し、「空しい」「空っぽであること」という意味合いを表します。

「虚しい」の例文

・『すべてが終わった後、何とも虚しい気持ちに襲われた』
・『彼は外面ばかり良くて、中身のない虚しい人物だ』
・『人間の虚しい争いをコミカルに描いた作品が世界中で話題となっている』

「空しい」の例文

・『選手の奮闘も空しく、試合は敗北に終わった』
・『何かできることもなく、空しい時間だけがただただ過ぎていった』
・『空しい野望にとらわた結果、彼女はさびしい余生を過ごすこととなった』

まとめ

「虚しい」「空しい」は辞書でも説明されているように、基本的には表記違いの言葉であり、同じ意味を含みます。

ただし、「虚しい」「中身がないこと」を表し、「空しい」「空っぽであること」を表すということでニュアンスに微妙な違いがあるということでした。

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