この記事では、「見苦しい」と「みっともない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見苦しい」とは?
「見苦しい」は「みぐるしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「見た感じが不愉快でたまらない」という意味です。
2つ目は「物を見ることが困難な様子」という意味です。
「見苦しい」の言葉の使い方
「見苦しい」は形容詞として使われたり、副詞として「見苦しく騒ぐ」などと使われたり、名詞として「見苦しさ」などと使われます。
「見+苦しい」で成り立っていて、「見」は「見る」の連用形で「視覚で捉える」という意味、「苦しい」は動詞の連用形に付き、「快くない」「しにくい」などの意味、「見苦しい」で、「視覚で捉えて快くない」「視覚でとらえにくい」になります。
「みっともない」とは?
「みっともない」の意味は以下の通りです。
1つ目は「非常に見た目が悪いこと」という意味です。
2つ目は「世間に対して体裁が悪いこと」という意味です。
「みっともない」の言葉の使い方
「みっともない」は形容詞として使われたり、副詞として「みっともなく泣き出す」などと使われたり、名詞として「みっともなさ」などと使われます。
語源は「見たくない」で、「見とうない」「みっともない」に変化しました。
方言ではなく強調の意による変化で、「とても見ていられない」「見るに堪えない」という意味から「体裁が悪い」として使われるようになりました。
「見苦しい」と「みっともない」の違い
「見苦しい」は「視覚で捉えて快くない」「視覚でとらえにくい」です。
「みっともない」は「見るに堪えない」「体裁が悪い」です。
「見苦しい」の例文
「見苦しい」の例文は以下の通りです。
・『お見苦しいところお目に掛けました』
・『食事会で見苦しい振る舞いをするな』
・『見苦しい文章ご寛容ください』
「みっともない」の例文
「みっともない」の例文は以下の通りです。
・『言い訳ばかりしてみっともない』
・『路上でみっともなく酔っぱらう』
・『電車で女性が化粧するのはみっともない』
まとめ
今回は「見苦しい」と「みっともない」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。