この記事では、「ご清祥」と「ご健勝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご清祥」とは?
ご清祥は、ごせいしょうと読むのが正解な言葉です。
文字で記載されたこの言葉を見れば分かる様に、相手が健康かつ幸せに暮らしている事を祝う語である、清祥の前に、敬意を込めてごの文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事からご清祥は、健康で幸せな様子で何よりです、という意味を示すのです。
特に手紙における挨拶文の中で、このご清祥の言葉が使用されています。
「ご健勝」とは?
ご健勝は、ごけんしょうと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、健康で元気な事といった意味を持っている健勝の漢字の前に、ごを付け足す事で敬意を込めた言葉となっています。
だからこそご健勝は、あなたが健康である様にお祈りしています、といった意味を表すのです。
相手の健康を願っているという意味合いから、組織とか団体ではなく、個人に向けて使う言葉となっています。
「ご清祥」と「ご健勝」の違い
ご清祥とご健勝の文字表記を並べて見比べを実行してみると、清祥と健勝という漢字の違いがある事に直ぐに気付けるものです。
所が最初の文字は同じごであり、手紙の挨拶文として使用される事が多いという共通点があります。
とはいえ表現する意味には違いがあり、ご清祥は、相手の健康や幸福を祝ってその喜びを伝える言葉です。
もう一方のご健勝は、相手が健康である様に願う言葉となっています。
まとめ
2つの言葉には共通する文字があるだけでなく、どちらも主に手紙の挨拶文として駆使される事が多いです。
更に指し示す意味合いにも似ている部分があるので、思わず混同してしまう人もいます。
ただし表現する意味のニュアンスには明確な相違点があるので、そこを把握すれば問題なく使い分けが可能です。
ちなみにご清祥は、相手が健康かつ幸せに暮らしていて喜ばしい、という意味の言葉として用いられています。
対するご健勝は、相手が健康に暮らせる様に願う、という意味の言葉として使われているのです。