「厚手」と「薄手」の違いとは?分かりやすく解釈

「厚手」と「薄手」の違いとは?違い

「厚手」「薄手」は紙や布などに用いる表現です。

具体的にはどのような状態を表す言葉で区別する基準はどこにあるのでしょうか。

今回は、「厚手」「薄手」の違いを解説します。

「厚手」とは?

「厚手」とは、「通常よりも厚みがあること」を意味する言葉です。


「厚手」の使い方

紙や布などある程度薄く作られるものに対して用いられる表現で、標準的なものに比べて厚みがあることを表します。

紙や布などの素材のままの状態のことを「地」といいますが「厚手」は地の厚さを示す表現です。

後から手を加えたり何かを付着させたりしているわけではなく作られた状態が標準よりも厚い様子を表しています。


「薄手」とは?

「薄手」とは、「通常よりも薄いこと」を意味する言葉です。

「薄手」の使い方

紙や布など標準的な状態である程度薄く作られているもののうち標準と比べてさらに薄いものを指します。

ペラペラの紙や向こうが透けて見えるような布など意図的にそのように作られたものに対して使う表現です。

着ている間に擦れて薄くなった布を「薄手」とはいいません。

「厚手」と「薄手」の違い

標準的な厚さと比べて厚みのあるものが「厚手」、厚みがなく薄いものが「薄手」という違いで区別されます。

どちらも標準的な厚みを基準としているので対象の種類によって基準が変わります。

標準的な状態がある程度薄いものに対して使われる言葉なので陶器や板などに対しては使えますが岩石や材木などに対しては使いません。

「厚手」の例文

・『防寒着なので厚手の生地を使用する』
・『厚手の紙のことを厚紙という』
・『厚手の鎧は防御力が高い』
・『』

「薄手」の例文

・『薄手の生地なので向こう側が透けてしまう』
・『半紙は薄手だが丈夫な髪だ』
・『薄手の陶器は上品さが感じられる』

まとめ

「厚手」「薄手」はものの厚みを表す言葉です。

標準的な状態がある程度薄いものに対して使う表現なので用いる対象は限定されます。

具体的な基準はなく感覚的に区別するものなので注意してください。

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