「厚紙」と「画用紙」はどちらも身近な紙の種類ですが、この2つの紙はどのような違いで区別すればいいのでしょうか。
今回は、「厚紙」と「画用紙」の違いを解説します。
「厚紙」とは?
「厚紙」とは、「厚手で丈夫な紙」を指す言葉です。
「厚紙」の使い方
一般的な紙と比べて厚みがあり丈夫で耐久性に優れた紙を指します。
薄い紙を何重にも重ねた層状の構造で製造されることが多く、5層から7層の積層構造が一般的です。
軽くて丈夫な上に形状の変更も容易なことから中に物を入れる箱や型崩れしないための型紙などに広く用いられています。
カッターやハサミで切断しいろいろなものを工作するときに使う工作用紙も「厚紙」の一種です。
「画用紙」とは?
「画用紙」とは、「絵を描く用途向けの紙」を指す言葉です。
「画用紙」の使い方
絵の具やポスターカラーなどで絵を描くのに適したやや厚手の紙を指します。
絵画に用いる用紙としては一般的な紙であり絵の具やサインペン、鉛筆など様々な絵画に適しています。
子供から大人までさまざな絵を描くときに用いられ、比較的安価なこともあり絵画用の紙としては広く普及している用紙です。
厚みがあるので丈夫ですが水分の多いがざいで絵を描くとややにじむので水彩画を描く時はにじみを考慮した上で描く必要があります。
「厚紙」と「画用紙」の違い
厚くて丈夫な神が「厚紙」、絵を描くための紙が「画用紙」という違いで区別されます。
一般的な紙に比べてやや厚みのある「画用紙」は広義の「厚紙」に分類されますが、一般的に「厚紙」と呼ばれる紙は画用紙よりももっと厚手で工作など絵を描く用途以外に用いるものを指します。
「厚紙」の例文
・『厚紙で箱を作る』
・『厚紙なので簡単には破れない』
「画用紙」の例文
・『画用紙に絵を描く』
・『ポスター用に画用紙を購入する』
まとめ
同じ紙でも「厚紙」と「画用紙」では厚みや用途などが全く異なる別の紙です。
それぞれの紙の特徴を理解して区別しましょう。