この記事では、芋焼酎の「赤霧島」と「黒霧島」の違いについて紹介します。
赤霧島とは?
赤霧島とは、宮崎県都城市に本社を置く霧島酒造が製造・販売を行っている芋焼酎です。
霧島酒造は、日本でトップの売上高を誇る焼酎メーカーとして知られています。
赤霧島は、2003年から販売が開始されました。
赤霧島には、ムラサキマサリ(紫優)というサツマイモが原料に使われています。
ムラサキマサリにはアントシアニンと呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれており、醸造する過程でクエン酸と反応することでもろみが真っ赤に染まります。
そのため赤霧島と名付けられました。
後をひくような甘味があり、香りが強いのが特徴です。
黒霧島とは?
黒霧島も霧島酒造が販売している芋焼酎で、コガネセンガ(黄金千賀)というサツマイモを原料に使用しています。
1999年に本格芋焼酎として販売が開始されました。
コガネセンカは、鹿児島県を中心とする九州地方で栽培されているサツマイモの品種です。
トロっとした濃厚なコクがあり、キリっとした後味が特徴の芋焼酎になります。
美味しい料理を引き立ててくれるお酒で、和食だけではなく洋食や中華料理、エスニック料理などにも合います。
赤霧島と黒霧島の違い
赤霧島と黒霧島はどちらも霧島酒造が製造している芋焼酎ですが、使用する原料に違いがあります。
赤霧島にはムラサキマサリというサツマイモが使われていて、黒霧島にはコガネセンカというサツマイモが使われています。
また、麹も赤霧島は白麹を使っていますが、黒霧島は黒?を使います。
それから赤霧島には後をひくような甘味があり、フルーティーな味わいが特徴です。
それに対して黒霧島は、主張しすぎず料理を引き立ててくれるのが特徴になります。
黒霧島はキリっとした後味になっています。
まとめ
原料のサツマイモにムラサキマサリを使用しているのが赤霧島で、コガネセンカを使用しているのが黒霧島です。