この記事では、「カタストロフィ」と「カタルシス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カタストロフィ」とは?
何気ない普段の生活しているとき、いきなり大地震が起きたり、家族が感染症で亡くなるといった悲劇が起きることを「カタストロフィー」といいます。
普段通り穏やかな生活していると雷が落ちて家が全焼したり、家族が脳溢血で倒れるなど酷く落ち込むような出来事が起きて、心に深い傷を負ってしまうのです。
このように、思ってもみなかった災害に襲われたり、愛する者を急に失うときの辛い気持ちを表します。
「カタルシス」とは?
悲劇を見た観客が役者と一体となり、喜怒哀楽を共有しては穢れた感情を清めることを「カタルシス」といいます。
感情をうまく浄化すると人は心に余裕が生まれて、安らぐほど解放されるのです。
鈍化を表すこの言葉の使い方は「怒りのカタルシス」といって、自分の感情をうまく表す役者と同じ感情を共有しては自分が抱える毒素を出し、気分を前向きにさせます。
「カタストロフィ」と「カタルシス」の違い
「カタストロフィ」と「カタルシス」の違いを、分かりやすく解説します。
悲惨な災害や事故といった悲惨な出来事で起こる問題を「カタストロフィ」といいます。
悲惨な出来事により本人や家族といった愛する者に悲劇的な状態に巻き込まれては気分が落ち込むことを意味する言葉です。
もう一方の「カタルシス」は心を浄化するといった意味があり、人と気持ちを共有して解放し、良い状態にするといった意味で使われています。
「カタストロフィ」の例文
・『突風が吹いて突然家が大破するカタストロフィに恐怖を感じた』
・『結婚して1年も経たないうちにカタストロフィに見舞われた』
「カタルシス」の例文
・『毎日海に行っては潮風を浴びてカタルシスを感じる』
・『精神療法として喜劇を楽しむカタルシスを取り入れた』
まとめ
同じカタカナ言葉ではありますが、どのような意味で使うかに着目しては使い分けるのが重要点です。
自分なりに意味を深堀して、使い分けてみるのも勉強になるでしょう。