この記事では、「ガジェット」と「ギミック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ガジェット」とは?
「ガジェット」とは、道具や仕掛け、装置の事をいいますが、一般的にIT用語として使われる場合は小型の新しい電子機器を指す言葉です。
例えば、スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットなどの便利な機器を総じて「ガジェット」と呼びます。
道具や仕掛けという意味を持つ単語“gadget”が転じたものなので、単に道具や装置の事を指す場合もありますが、近年では「ガジェット」という言葉が使われた場合は、上述した「小型の電子機器」を指す事がほとんどです。
また、そのようなデジタル端末上で動作するカレンダー機能などのツールやアプリケーションなども「ガジェット」と呼ぶことがあります。
「ギミック」とは?
「ギミック」とは、英単語で“gimmick”と書き、仕掛けや策略といった意味があります。
例えばおもちゃの仕掛けやからくり、手品のタネなどの事を指します。
また、マーケティングや広告の分野において、人目をひくような大掛かりな仕掛けやタネ、驚くような策略や施策などを「ギミック」と呼ぶこともあります。
「ギミック」は、このように策略という意味も持ち合わせていることから、「不正」や「ずる」というマイナスなイメージを持たれる事も少なくありません。
「ガジェット」と「ギミック」の違い
「ガジェット」と「ギミック」は両者とも「仕掛け」という意味を持つ言葉ですが、一般的に使われる場合「ガジェット」は小型の電子機器アイテムや、そのようなデジタル端末で動作するアプリケーションの事を指す場合が多く、「仕掛け」という意味合いは薄れています。
対して「ギミック」は、「仕掛け」という意味合いが強く含まれている言葉で、手品のタネやおもちゃの仕掛けやからくりの事であったり、広告戦略における隠し要素など、仕掛けそのものを指すという違いがあります。
このように「ガジェット」と「ギミック」は全く別の意味として使われている言葉です。
まとめ
一般的に「ガジェット」と「ギミック」は別の意味の言葉として使われています。
「ガジェット」は小型の新しい電子機器もしくはデジタル端末上で動作するアプリケーションの事を指し、「ギミック」とはおもちゃなどの仕掛けを指す言葉です。
英単語としては両者とも「仕掛け」という意味がありますが、「ガジェット」という言葉が使われる際には「仕掛け」という意味合いは薄れている事に注意しましょう。