この記事では、「故意に」と「わざと」の違いを分かりやすく説明していきます。
「故意に」とは?
「故意に」は「こいに」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「目的があって、そうなる様に」という意味です。
2つ目は「自分がすることが、相手にとって悪い結果になると分かっていて」という意味です。
「故意に」の言葉の使い方
「故意に」は副詞として「故意に間違える」「故意に事故を起こす」などと使われます。
「故」は「ゆえ」とも読み「以前の事柄」「元から知っている」「さしさわりのある出来事」「考えあって」という意味、「意」は「心の中の思い」「気持ち」という意味、「に」は接続詞、「故意に」で「心の中で考えがあって」になります。
基本的に、悪いことと認識していながら、ある目的をもってそうなる様に行動することに使われます。
「わざと」とは?
「わざと」の意味は以下の通りです。
1つ目は「意識してそうなる様にすること」という意味です。
2つ目は、「とりわけ目だつ様子」という意味です。
3つ目は「正式である様子」という意味です。
4つ目は、「新しく行う様子」という意味です。
5つ目は「ほんの少しばかり」という意味です。
「わざと」の言葉の使い方
「わざと」は副詞として「わざと負ける」「わざと転ぶ」などと使われます。
漢字で「態と」と書き、「心がまえ」「身がまえ」という意味、古語の「わざと」は「とりわけ」「正式の」など、現在とは違う意味で使われていました。
次第に「意識してその様にする」という意味で使われる様になり、「わざわざ」という派生語も生まれました。
基本的に、目的のある・なしに関わらず、自分でそう思ってすることに使われまます。
「故意に」と「わざと」の違い
「故意に」は「悪いことと認識していながら、ある目的をもってそうなる様に行動すること」です。
「わざと」は「目的のある・なしに関わらず、自分でそう思ってすること」です。
まとめ
今回は「故意に」と「わざと」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。