この記事では、「役に立つ」と「便利」の違いを分かりやすく説明していきます。
「役に立つ」とは?
「役に立つ」の意味は、使って効果があること、有用であること、です。
「役に立つ」の「役」とは、役割や役目にように、割り当てられた仕事、つとめ、といった意味があります。
つまり、「役に立つ」とは、役割や役目を果たす、といった意味になります。
言い換えれば、「有用」や「価値がある」、「効果的」、「重宝する」などです。
「便利」とは?
「便利」の意味は、目的を果たすために都合の良いこと。
あることをするのに重宝なこと。
また、あることをする都合や具合といった意味になります。
つまり、「便利」とは、何かを行なう際に使い勝手が良いことを意味する言葉になります。
言い換えれば、「有益」や「敏腕」、「有能」などとなり、対義語は都合の悪いことを意味する「不便」になります。
「役に立つ」と「便利」の違い
「役に立つ」と「便利」の違いを、分かりやすく解説します。
「役に立つ」と「便利」とでは少しニュアンスが異なる言葉になります。
例えば、「役に立つ家電」と「便利な家電」を比較した場合、「役に立つ家電」は自分の生活において有益である家電を意味します。
忙しい時に自動で煮物を作ってくれる家電。
掃除してくれる家電。
そういった家電は自分自身の生活において「役に立つ」ものとなります。
一方、「便利な家電」の場合は日常生活において使い勝手がいい家電を意味します。
コンパクトサイズな家電や収納に困らない家電。
そういった家電は日常生活において「便利」なものになります。
つまり、「役に立つ」は自分にとって有益なことを意味し、「便利」は使い勝手がいいことを意味するといった違いがあります。
「役に立つ」の例文
・『彼の本は今回の研究において、非常に役に立ちました』
・『彼の役に立つため一生懸命努力しました』
「便利」の例文
・『家を購入する際は交通の便利がいいところを第一条件としました』
・『最近は便利な家電が増えてきています』
まとめ
以上のように、「役に立つ」と「便利」は少し異なった意味を持つ言葉になります。