「囲む」と「巡らす」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「囲む」と「巡らす」の違いとは?違い

この記事では、「囲む」「巡らす」の違いを分かりやすく説明していきます。

「囲む」とは?

人や物を中にして、その周囲にぐるりと位置することです。

また、何かを周囲にぐるりと位置させて、中のものが占め得る場所を限ることです。

例えば、「恩師を囲む」「山に囲まれた村里」「記事を罫で囲む」などの使い方があります。

囲むという動詞は、中心となるものと付かず離れずの状態で周囲に位置するという意味合いを持ちます。


「巡らす」とは?

周りを囲むことです。

例えば、「垣根を家の周りに巡らす」などの使い方があります。

巡らすという動詞は、ぐるっと回るという意味合いを帯びます。

また、「巡らす」には、回転させる、あれこれと心を働かせる、ふれまわって知らせるという意味もあります。

例えば、「きびすを巡らす」「思いを巡らす」などの使い方があると考えられます。


「囲む」と「巡らす」の違い

「囲む」「巡らす」の違いを、分かりやすく解説します。

「囲む」は、人や物を中にして、その周囲にぐるりと位置することです。

また、何かを周囲にぐるりと位置させて、中のものが占め得る場所を限ることです。

まわりを取り巻くことです。

囲むという言葉には、中心となるものと付かず離れずの状態で周囲に位置するというニュアンスがあります。

その一方で、「巡らす」は、周りを囲むことです。

巡らすという言葉には、ぐるっと回るという意味合いがあると考えられます。

「囲む」の例文

・『庭に花壇を囲むように木を植える』
・『彼らは1人の女の子を囲む』

「巡らす」の例文

・『彼は考えを巡らす』
・『城の周りを堀が巡らしている』

まとめ

「囲む」は、中心となるものの周りに何かを配置することを意味します。

その一方で、「巡らす」は、周りを囲むことや回転させること、あるいは心を働かせることや知らせることを意味します。

それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。

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