資料や情報を見せる時に使う言葉には「提示」と「掲示」があります。
この記事では、「提示」と「掲示」の違いを分かりやすく説明していきます。
「提示」とは?
「提示」とは書類や情報を差し出して見せる時に使う言葉です。
「提示」は主に対面で行われる行為であり、特定の相手に差し出して見せる行為に対して使います。
「提示」は特定の相手に見せる行為であり、その書類や内容、情報は比較的プライベートなものや機密に当たるものが多くなります。
「掲示」とは?
「掲示」とは資料や情報を掲げて見せる時に使う言葉であり、こちらは不特定多数に向けた公開となるのが特徴です。
「掲示」は不特定多数に見せる目的から広い場所で行われることが多く、これらの情報を示す板は「掲示板」と呼ばれます。
この「掲示板」は学校や会社の新聞や共有情報が掲載されており、誰でもアクセスすることが可能です。
試験や受験の合格番号を通知する際には「掲示」の形式が使われていましたが、最近だと合格番号はネットで確認することが可能になりました。
「提示」と「掲示」の違い
「提示」は特定の相手に書類や情報を差し出して見せる時に使う言葉です。
「掲示」は資料や情報を掲げて見せる時に使う言葉であり、不特定多数に対して通知する際に使う言葉です。
不特定多数に見せる場合に使われる板は「掲示板」と呼ばれますが、「提示板」という言葉は間違いです。
「提示」の例文
・『健康保険証を受付に提示しました』
・『彼が提示した証拠は確かなものであり、アリバイが確認されました』
「掲示」の例文
・『掲示板には綺麗なポスターが貼られています』
・『大学試験の合格番号が掲示されており、親子連れの受験生も多くいました』
まとめ
「提示」は書類や情報を特定の相手に差し出して見せる時に使う言葉であり、「掲示」は不特定多数に見せるために掲げて見せる時に使う言葉です。
「掲示板」は学内や社内の情報を簡単に把握することが可能です。