「古臭い」と「古めかしい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「古臭い」と「古めかしい」の違いとは?違い

この記事では、「古臭い」「古めかしい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「古臭い」とは?

時代遅れの形状であったり、柄といった服や物を見て感じた気持ちを表すのが「古臭い」【ふるくさい】です。

今風ではなく、ダサいと感じるデザインの服や鞄、靴といった人が身につける物を見たときの複雑な感情を伝えます。

このようなところから、「君の発想は古臭い」と、一昔前の考え方する人に突っ込む意味で使う言葉としても使われている言葉です。


「古めかしい」とは?

かなり時が経っているため色褪せていたり、時間経過によって形が変化している物を「古めかしい」【ふるめかしい】といいます。

とくに 意匠がどうも現代に求めているものとは合わない物を指すのです。

主に、何十年も前に生産されて黄ばんでいたり、黒くなっているものが現代人は「古めかしい茶碗だ」といっては使うのに抵抗を感じてしまいます。


「古臭い」と「古めかしい」の違い

「古臭い」「古めかしい」の違いを、分かりやすく解説します。

古びていて美しいと思えないものや、使いたくないと感じる服や作品、色使いなどを見たとき「古臭い」と気持ちを表します。

もう一方の「古めかしい」は、古く見える着物や靴がかなり前に作られたもので、長期保管されたようで使いにくい気持ちを伝えるわけです。

「古臭い」は時代遅れで、今の感覚に合わないため好きではないから使いたくないと思う気持ちが強く出せます。

「古臭い」の例文

・『まだ若いのに、彼女の考え方は高齢者のように古臭い』
・『朝市で古臭いものを見つけた妹は、気に食わないと捨てた』

「古めかしい」の例文

・『古めかしい規律を植え付けようとする教師のやり方に反発する』
・『20代の彼女は古めかしい性格なので、話しにくいと感じる』

まとめ

「古」という漢字を使った言葉ではありますが、どのような物や考え方を指すかに目を向けて、うまく活かした使い方をしてみましょう。

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