文字や絵を描くのに使うペン先の種類として「Gペン」と「丸ペン」があります。
2つのペン先にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「Gペン」と「丸ペン」の違いを解説します。
「Gペン」とは?
「Gペン」とは、「弾力性があり筆圧によって線の強弱がはっきり表れるペン先」です。
「Gペン」の使い方
ペン軸に差し込んだペン先にインクをつけて文字や絵を描く筆記用具を「つけペン」といいます。
つけペンには用途や種類の異なるペン先がいくつも存在し目的に合わせて使い分けられます。
ペン先の中でも弾力性に富み力加減が線にはっきり表れるペン先が「Gペン」です。
力を加えるとペン先が開く構造になっていて太い線から細い線まで力の強弱で自在に書き分けられます。
書いた線に個性がはっきり表れることからタッチがつけやすく漫画の作画に適したペン先です。
「丸ペン」とは?
「丸ペン」とは、「細い線を書くのに適したペン先」です。
「丸ペン」の使い方
細く繊細な線が引けるペン先で小さな文字や細かい絵の描き込みに向いています。
太い線を引くのには向いていませんが強弱によりタッチもつけられるので繊細な絵を書くのに向いています。
「Gペン」と「丸ペン」の違い
「Gペン」と「丸ペン」の違いは「線の太さ」です。
強い筆圧では太い線が弱めの筆圧では細い線が引ける強弱がはっきり表れるペン先が「Gペン」、細い線を引くのに向いているペン先が「丸ペン」という書ける線の太さの違いで区別されます。
どちらも漫画を書くのに広く使われているペン先で力強いタッチが好まれる男性向け漫画や感情をはっきり描きたい人の顔を描くときには「Gペン」、髪の毛や背景など細かい描き込みには「丸ペン」と言ったように絵の種類やタッチに合わせて使い分けられています。
まとめ
「Gペン」と「丸ペン」はどのような線を引きたいか、どんなタッチで描きたいのかで使い分けられます。
どちらもそれぞれ特徴やクセがあり使いこなすにはそれなりの時間と経験が求められます。
必要に応じて使い分けられるようにそれぞれの個性を理解しておきましょう。