この記事では、「ご来光」と「日の出」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご来光」とは?
「ご来光」は、ただの朝日ではありません。
高い山の頂上で見る厳選な日の出になります。
「ご来光」と言えば、元日に見る初日の出や富士山の頂上から見る日の出のみを指す言葉と勘違いしている人も少なくありません。
「ご来光」の場合、必ずしも元日に見る初日の出のみを指す言葉でも富士山の頂上から見る日の出を指す言葉でもありません。
「ご来光」は、まるで、お釈迦様が差し込む後光とともに現れるように見えることから生まれた言葉になります。
つまり、そのように見える日の出が「ご来光」となり、何も元日だけに見えるものでも富士山の頂上からだけに見えるものでもありません。
使い方としては、「ご来光を拝む」や「ご来光の時間」などになります。
「日の出」とは?
「日の出」とは、朝になり太陽が東に上ることを意味します。
「日の出」の時間は変化します。
1年の中で最も早い「日の出」は夏至の日で4時25分「日の出」となります。
一方、最も遅い「日の出」は冬至の日で6時45分「日の出」となります。
毎日、必ず誰にでもどこにいてもやってくる「日の出」。
その中でも元日の朝に見る特別な「日の出」を「初日の出」と言います。
基本、「日の出」は、いつ、誰が、どこで、見ても同じです。
毎日、欠かさず朝になり太陽が東に上る現象が「日の出」です。
そのため、太陽が西に沈む「日の入り」は対義語になります。
「ご来光」と「日の出」の違い
「ご来光」と「日の出」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ太陽を意味する言葉でも、どこで見るかによって呼び名が異なる「ご来光」と「日の出」。
「ご来光」は高い山の頂上で見る厳選な「日の出」のみを意味する言葉です。
一方、「日の出」の場合は、朝になり太陽が東に上ることのみを意味する言葉になります。
「ご来光」の例文
・『ご来光の時間に合わせ登山を開始しました』
・『一度でいいので、富士山の頂上からご来光を拝んでみたいです』
「日の出」の例文
・『夏休みの自由研究として、日の出の時間を観察しました』
・『毎年、元日には同じ場所で初日の出を拝んでいます』
まとめ
以上のように、見る場所によって異なる2つの言葉になります。