この記事では、「例えば」と「例を挙げると」の違いを分かりやすく説明していきます。
「例えば」とは?
前に述べた事柄に対して具体的な例をあげて説明するときに用いる副詞です。
例えば、「私は動物が好きです。
例えば、犬や猫やうさぎなどです」というように使います。
この場合、「例えば」は「例をあげて言えば」という意味になります。
「例を挙げると」とは?
「例えば」とほとんど同じ意味で使われますが、もっとフォーマルな印象になります。
例を挙げると、「この問題は難しい。
例を挙げると、この式を解くには高度な数学の知識が必要です」というように使います。
この場合、「例を挙げると」は「例をあげて説明すると」という意味になります。
「例えば」と「例を挙げると」の違い
「例えば」と「例を挙げると」の違いを、分かりやすく解説します。
「例えば」と「例を挙げると」は、どちらも前に述べた事柄に対して具体的な例を示すときに使う言葉ですが、ニュアンスが異なります。
「例えば」は、例を挙げることで説明を補ったり、話題を広げたりするときに使います。
例を挙げることが主目的ではなく、あくまで付随的な役割を果たします。
その一方で、「例を挙げると」は、例を挙げることで説明を強調したり、根拠を示したりするときに使います。
例を挙げることが主目的であり、説明の中心的な役割を果たします。
「例えば」の例文
・『例えば、動物には、ライオンやゾウ、キリンなどがいます』
・『例えばの例を挙げると、きりがない』
「例を挙げると」の例文
・『例を挙げると、最後のシーンでは主人公が自分の夢を実現するために奮闘します』
・『このゲームはとてもむずかしい。例を挙げると、最後に敵と回復せずに、立て続けに戦わないといけない』
まとめ
「例えば」と「例を挙げると」の違いは、主に文体やニュアンスの違いです。
一般的に、「例えば」は口語的でカジュアルな表現で、「例を挙げると」は書き言葉やビジネスなどで使われる表現です。
また、「例えば」は仮定のことや他の事にたとえることもできますが、「例を挙げると」は実際にあったことや事実を例に挙げることが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。