「断続的労働」と「宿日直勤務」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「断続的労働」と「宿日直勤務」の違いとは?違い

「断続的労働」「宿日直勤務」は勤務形態に関係する言葉ですが、それぞれどのような働き方を指すのでしょうか。

この記事では、「断続的労働」「宿日直勤務」の違いを分かりやすく説明していきます。

「断続的労働」とは?

「断続的労働」とは、「作業時間が長く継続せず長時間の待機時間を挟んで繰り返し働く勤務形態」のことです。

集中的な労働時間と長い待機時間が交互に来る働き方を指します。

ビルを巡回する警備員の仕事は定期的に巡回業務に従事しますが巡回していない時は次の巡回に備えて待機しています。

このような集中して働く時間の間に何もしない長めの待機時間が挟まる連続性を持たない労働の形態が「断続的労働」です。


「宿日直勤務」とは?

「宿日直勤務」とは、「業務に備えて夜間に泊まり込む勤務形態」です。

機械のトラブルや緊急の呼び出しなど夜間の緊急事態に備えて職場に泊まり込んで備える働き方を指します。

夜の時間に働く夜勤は通常業務に従事しますが「宿日直勤務」は通常業務には従事せず緊急の必要性が生じた時のみ対応要員として業務に従事するのが特徴です。

勤務時間のほとんどは緊急事態に備えての待機であり最小限の業務以外は休憩や睡眠にあてられます。


「断続的労働」と「宿日直勤務」の違い

「断続的労働」「宿日直勤務」の違いを、分かりやすく解説します。

「断続的労働」は間に長い待機時間を挟んでの通常業務を指します。

忙しい時間帯と暇な時間帯がはっきり分かれる職種で見られ、巡回警備に就く警備員や食事の支度の間だけ特に忙しい寮母などに多い勤務形態です。

「宿日直勤務」は緊急要因として泊まり込む働き方を指します。

求められる業務は緊急対応のみで通常業務には従事しません。

待機時間を挟みながら通常業務に従事するのが「断続的労働」で、通常業務にはつかず泊まり込みで緊急事態に備えるのが「宿日直勤務」という違いで区別します。

まとめ

「断続的労働」「宿日直勤務」では業務内容が全く異なります。

労働基準法により明確に区別されているので覚えておきましょう。

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