この記事では、「暖簾に腕押し」と「糠に釘」の違いを分かりやすく説明していきます。
「暖簾に腕押し」とは?
「暖簾に腕押し」は「のれんにうでおし」と読みます。
意味は、「一生懸命頑張っても張り合いがないことのたとえ」です。
自分が一生懸命努力したり、力を尽くしたりしても、その働きかけを受ける人や物が全くやる気がなかったり、反応せず、やり甲斐を感じない様子を表します。
「暖簾に腕押し」の言葉の使い方
「暖簾に腕押し」は、ことわざとして使われます。
「暖簾」は「お店や部屋の入り口などに掛けてある布のこと」で、「腕押し」は「腕で押すこと」です。
暖簾はただぶら下がっているだけで、手で押してもなんの抵抗もないことから、「一生懸命やっても張り合いがないことのたとえ」として使われる様になりました。
「糠に釘」とは?
「糠に釘」は「ぬかにくぎ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「一生懸命やっても手ごたえのないことのたとえ」といいう意味で、上で紹介した「暖簾に腕押し」とほぼ同じ意味です。
2つ目は「一生懸命やっても、効果が出ないことのたとえ」という意味で、役に立たない、意味をなさないことを表します。
「糠に釘」の言葉の使い方
「糠に釘」は、ことわざとして使われます。
「糠」は漬物を埋め込む柔らかい素材で、釘を打とうとしても全く手ごたえがなく沈んでしまい、役に立たないことから、「手ごたえがないことのたとえ」「全く効果がないことのたとえ」として使われる様になりました。
「暖簾に腕押し」と「糠に釘」の違い
「暖簾に腕押し」は「一生懸命やっても張り合いがないことのたとえ」です。
「糠に釘」は「一生懸命やっても手ごたえがないことのたとえ」「全く効果がないことのたとえ」です。
まとめ
今回は「暖簾に腕押し」と「糠に釘」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。