「栄養」と「栄養素」の違いとは?分かりやすく解釈

「栄養」と「栄養素」の違いとは?違い

「栄養」「栄養素」は具体的にどのような意味の違いがありどうやって使い分ければいいのでしょうか。

今回は、「栄養」「栄養素」の違いを解説します。

「栄養」とは?

「栄養」とは、「生物が物質を体外から吸収して必要な成分を取り入れ生命を維持する営み」を意味する言葉です。


「栄養」の使い方

生物が生命を維持するためには外部から必要な物質を体内に吸収する必要があります。

生物は体外から食物などを通じてから取り入れた物質をエネルギーとして代謝ししながら活動し、そのような営みを繰り返すことで生命を維持します。

生物が生命維持のために行う必要な物質の摂取と消化、代謝を通じた生活活動の営みを表す言葉が「栄養」です。


「栄養素」とは?

「栄養素」とは、「生命を維持するため体外から体内へと取り入れる有効な物質」 のことです。

「栄養素」の使い方

人間の体には生命を維持するために摂取しなければいけない物質があります。

骨や歯作るカルシウムや筋肉の元になるタンパク質、体の調子を整える無機質など必要な物質をバランスよく摂取しないと健康な状態を維持できません。

生命を維持し健康な状態に保つために必要な物質が「栄養素」です。

「栄養」と「栄養素」の違い

人間が生命を維持し健康に過ごすために行う外界からの物質摂取や代謝などの一連の活動を総称する言葉が「栄養」で、そのような一連の活動に欠かせない体が必要とする物質を「栄養素」といいます。

日常生活では体に取り入れる必要な物質のことを「栄養」と呼んでいますが本来は「栄養素」と呼ぶのが正しく、ビタミンやタンパク質など体に取り入れる必要な物質そのものを指して「栄養」と呼ぶのは誤りです。

「栄養」の例文

・『栄養について学ぶ』
・『栄養状態が良くない』

「栄養素」の例文

・『必須の栄養素が不足している』
・『もっと栄養素を取り入れるべきだ』

まとめ

「栄養」「栄養素」は同じ意味だと思われがちですが本来は全く異なる意味の言葉です。

それぞれの言葉が表す意味を正しく理解して使い分けましょう。

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