「永眠」と「死亡」の違いとは?分かりやすく解釈

「永眠」と「死亡」の違いとは?違い

この記事では、「永眠」「死亡」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「永眠」とは?

この世に未練がなく、安らかに故人が永遠に眠ることを「永眠」【えいみん】といいます。

意味としては、人の命が尽きて人生を終えるといった意味がある「死」を間接的に分かりやすく伝える際に使われている言葉です。

「永眠する」といえば、故人が二度と目を覚まさず、永い眠りにつくことを、生前親しかった者に対して知らせるときに使います。


「死亡」とは?

人の死を人間の感情を省いて表現するのが「死亡」【しぼう】といいます。

医学では心臓の動きが止まり、血液が循環しなくなる状態を「死亡」といった言い方して、家族へ直接的に伝えるのです。

亡くなった後は戸籍法第86条にのっとり、「死亡」と分かった日から7日以内には所在地となる役所に「死亡届」を提出するため死亡診断書や添付書類と一緒に提出します。


「永眠」と「死亡」の違い

「永眠」「死亡」の違いを、分かりやすく解説します。

息を引き取り、故人が永遠の眠りにつくことを「永眠」といいます。

使い方としては、何月何日、誰が「永眠」したか喪中葉書に書き、死を知らせるわけです。

知人に対しては尊敬表現として「永眠なされた」といった言い方する言葉です。

もう一方の「死亡」は、内臓機能がすべて止まり、息を吐く、吸うという人間としての行為ができなくなる状態を間接的に伝えます。

「永眠」の例文

・『10月29日、突然の事故により父が永眠しました』
・『6月14日、9歳で息子の○○が永眠しました』

「死亡」の例文

・『取引先相手に死亡通知で娘が息を引き取ったことを伝えた』
・『訃報は時期を見て、分かりやすく葉書に死亡通知状を書く』

まとめ

意味が同じ言葉を2つご紹介しましたが、使い方に違いがあります。

どのように使うか学び、丁寧な言葉でお世話になった人へ家族が亡くなったか知らせてみましょう。

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