「ご支援」と「ご鞭撻」は挨拶文やスピーチなどでよく使う表現ですが、具体的に何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「ご支援」と「ご鞭撻」の違いを解説します。
「ご支援」とは?
「ご支援」とは、「力を貸して支え助けることの丁寧な言い方」です。
「ご支援」の使い方
困っている人の悩みが解決するよう力を貸したり事業がうまくいくよう手助けしたりなど人や団体に対し自分の力でうまくやっていけるよう助け支える行為を「支援」といいます。
「ご支援」は「支援」の丁寧な言い方で周囲から自分に向けて差し伸べられる手助けを意味します。
「ご鞭撻」とは?
「ご鞭撻」とは、「励ましや期待を込めて厳しく指導すること」を意味する言葉です。
「ご鞭撻」の使い方
「ご鞭撻」の「鞭撻」とは鞭で打つことを意味します。
昔の教育者は指導の道具として鞭を使い間違いや失敗があると鞭打つ罰で厳しく指導していました。
現在そのように厳しく指導すると体罰だとして問題になりますが、そのくらい容赦なく厳しい指導を相手からしてもらうことを意味する丁寧な言い方が「ご鞭撻」です。
一般的には目上の人から厳しく教えてもらうという意味で使われることが多く、上司や先輩から厳しく仕事を教えてもらうことなどを表す言葉です。
「ご支援」と「ご鞭撻」の違い
どちらも敬意を込めて使われる表現で力を貸したり支えてくれたりなど助けてもらうことが「ご支援」、間違いを指摘したり仕事のやり方を教えてくれたりなど厳しく指導してもらうのが「ご鞭撻」という違いで区別されます。
お世話になっている人に向けた挨拶文によく使われる表現で「ご支援」は直接的な助けを表しているのに対し「ご鞭撻」は教育や指導を通じた間接的な助けを表す言葉です。
まとめ
「ご支援」と「ご鞭撻」はセットで使うことが多い表現です。
どちらも自分にとって助けとなる行為を表しますが具体的な内容には違いがあります。
それぞれが何を意味しているのか正しく理解して使いましょう。
