この記事では、「長期休暇」と「休職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「長期休暇」とは?
「長期休暇」は「ちょうききゅうか」と読みます。
意味は、「企業や組織において、従業員が労働するべきとされている日に、本人の申請により、労働義務が免除される日のうち、連続して続くもの」です。
特に、世間で休みのシーズンである夏季休暇や年末年始休暇などに合わせて、長く休むことを表します。
期間は企業により様々ですが、一般的に2週間程度から「長期休暇」と呼ばれることが多くなります。
「長期休暇」の言葉の使い方
「長期休暇」はビジネス用語として「長期休暇を取る・取った」「長期休暇で育児に専念する」などと使われます。
「長期+休暇」で成り立っている語で、「長期」は「すぐに終わらず、長きにわたり続くこと」という意味、「休暇」は「会社・官庁・学校などで認められた、休日以外の休み」という意味、「長期休暇」で「組織で認められた、休日以外に労働を免除される日のうち、長い期間続くもの」になります。
「休職」とは?
「休職」は「きゅうしょく」と読みます。
意味は「企業や組織において、従業員本人の事情により、通常の労働が困難になった場合、本人が申請・企業が承認することにより、雇用関係を継続したまま一定期間労働を免除される制度のこと」という意味です。
病気や疾病、家族の介護、留学などの事情により、長期間労働提供ができない場合に適用され、期間は各企業の就業規則に準じます。
「休職」の言葉の使い方
「休職」はビジネス用語として「休職する・した」「休職手当」「休職願い」などと使われます。
「休」はやす(む)」とも読み「仕事をやめて心身をやすめる」「活動を一定期間停止する」という意味、「職」は「本分として担当すべき役目や任務」「暮らしのためにする仕事」という意味、「休職」で「暮らしのためにする仕事を一定期間やめて心身をやすめること」になります。
基本的に、従業員が働きたいのに働けない場合に取る措置に使われます。
「長期休暇」と「休職」の違い
「長期休暇」は「組織で認められた、休日以外に労働を免除される日のうち、長い期間続くもの」です。
「休職」は「暮らしのためにする仕事を一定期間やめて心身をやすめること」です。
まとめ
今回は「長期休暇」と「休職」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。