「公認心理師」と「臨床心理士」の違いとは?分かりやすく解釈

「公認心理師」と「臨床心理士」の違いとは?違い

この記事では、「公認心理師」「臨床心理士」の違いを分かりやすく説明していきます。

「公認心理師(こうにんしんりし)」とは?

「公認心理師」とは、「2017年の公認心理師法の施工に伴い、新しく設けられた心理学系唯一の国家資格」になります。


「臨床心理士(りんしょうしんりし)」とは?

「臨床心理士」とは、「臨床心理学に基づく知識や技術を用いて、こころの問題に取り組む専門家、及びその民間資格」を意味する言葉です。


「公認心理師」と「臨床心理士」の違い

「公認心理師」「臨床心理士」の違いを、分かりやすく解説します。

「公認心理師」「臨床心理士」の主な違いは以下が挙げられます。

【公認心理師】
・国家資格
・大学4年間と大学院修士課程2年間の最低6年間の心理学カリキュラムの修了により受給資格を得られる。

・更新制度なし
【臨床心理士】
・民間資格
・2年間の修士課程カリキュラムの修了、もしくは医師免許と2年以上の心理臨床経験により受給資格が得られる。

・更新制度は5年ごとにある。

「臨床心理士」に対して、「公認心理師」はまだ設けられて間もない資格であると言えます。

現在、心理系の仕事の待遇は不安定であり、「臨床心理士」の資格保有者でも非常勤で複数の仕事を掛け持ちしているケースが少なくないようです。

一方、できて間もない資格であることから「公認心理師」の就職先も決して多いとは言えません。

したがって、「公認心理師」「臨床心理士」どちらの資格に優位性があるのか明言は難しいです。

しかし、「公認心理師」は国家資格であるため、今後、より公的な場での活躍の機会が増えていくことが期待されます。

まとめ

「公認心理師」「2017年の公認心理師法の施工に伴い、新しく設けられた心理学系唯一の国家資格」であり、「臨床心理士」「臨床心理学に基づく知識や技術を用いて、こころの問題に取り組む専門家、及びその民間資格」になります。

両者には国家資格か民間資格かという違いの他、受給資格や更新制度の有無に違いがありました。

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