「快楽」と「幸福」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「快楽」と「幸福」の違いを分かりやすく説明していきます。
「快楽」とは?
心地よくて楽しいことを意味する「快楽」。
他にも官能的な欲望の満足によって生じる快い感情といった意味もあります。
「快楽」の場合、感情よりも肉体的に心地良い状態を意味し、一過性のものが多くなります。
そして、その中に思考が入り込むことはありません。
欲求を満たしている一過性のものが「快楽」です。
簡単に言えば、「喜び」や「楽しみ」、「エクスタシー」などと同じです。
また、対義語は「苦痛」や「苦難」となります。
「快楽」の使い方
「快楽」は、「快楽を求める」や「快楽を味わう」、「快楽を断つ」といった使い方のほか、「快楽主義」といった言葉もあります。
「幸福」とは?
満ち足りていることを意味する「幸福」。
不平や不満がない状態で、楽しいことが「幸福」となります。
「幸福」の場合、精神的に満たされていることを意味し、決して一過性のものではありません。
持続し幸せだと思えることが「幸福」となります。
簡単に言えば、「幸せ」や「ハッピー」などと同じです。
また、対義語は「不幸」となります。
「幸福」の使い方
「幸福」は、「幸福を祈る」や「幸福に暮らす」のほか、「幸福度」や「幸福な家庭」、「幸福の瞬間」などといった言葉があります。
「快楽」と「幸福」の違い
同じ楽しく満ち足りている状態でも意味が異なる「快楽」と「幸福」。
「快楽」は一過性のものが多く肉体的な心地よさを意味する言葉となります。
一方、「幸福」は、持続性のものが多く精神的な心地よさを意味する言葉となります。
「快楽」の例文
・『彼は、快楽を求め生きているように見える』
・『快楽しか求めない彼にがっかりした』
・『快楽への欲求を満たす』
・『快楽を味わうために、ここに来ました』
「幸福」の例文
・『娘の幸福を心から祈る』
・『幸福度は、人それぞれではないでしょうか』
・『幸福な家庭で育った彼が羨ましい』
・『私は結婚し、田舎で幸福に暮らしました』
まとめ
以上のような違いがあるため使い分けには注意が必要です。
