「解明」と「究明」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「解明」と「究明」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解明」とは?
「解明」には、不明な点を探り明確にさせることといった意味があります。
わからないことについて調べはっきりとさせること。
わからないことを観察しはっきりとさせることなどを意味し、方法を問わず、不明な点を明確にすることを意味します。
言い換えれば、「解き明かすや「見つけ出す」、「突き止める」などと同じです。
「解明」の使い方
「解明」は、「解明する」や「解明できない」、「解明されていない」、「解明に向けて」などといった使い方のほか、「原因解明」や「未解明」などといった言葉もあります。
「究明」とは?
「究明」には、道理や真理を突き詰め明らかにするといった意味があります。
ものごとの正しい道筋や人として進むべき正しい道を意味する道理。
そして、どのような状況でも変わることのない正しい道を意味する真理。
これらを明らかにすることが「究明」となります。
言い換えれば、「取調」や「リサーチ」、「検討」、「探究」などと同じです。
「究明」の使い方
「究明」は、「究明する」や「究明を求める」、「究明を急ぐ」などのほか、「真相究明」や「原因究明」、「究明者」などといった言葉があります。
「解明」と「究明」の違い
同じ明らかにすることでも、内容が全く異なる「解明」と「究明」。
「解明」は、不明な点を探り明確にさせること。
「究明」は、道理や真理を突き詰め明らかにすることを意味します。
「解明」の例文
・『宇宙には、解明されていない謎がまだまだ存在する』
・『父は、事件の真相を解明するため動き出した』
・『現在の科学で解明できないものは、どれだけあるのだろうか』
・『新しいウイルスの仕組みを解明する』
「究明」の例文
・『なぜ、このような事故が起きたのか原因の究明を急ぐ』
・『事故なのか事件なのか、死因の究明を行う必要がある』
・『汚染事故に対する真相の究明を訴える』
・『早期解決のためには、原因究明が必要です』
まとめ
以上のように、何を明確にするのかといった違いのある2つの言葉となります。