「解放感」と「開放感」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「解放感」と「開放感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解放感」とは?
何かから解き放たれた状態を意味する「解放」。
束縛された状態や制限された状態から解き放たれ自由になることを意味する言葉です。
そのことから、何らかの束縛から解き放たれ自由になったことが「解放感」となります。
「解放感」の使い方
「解放感に浸る」、「解放感を味わう」などといった形で用いられます。
「開放感」とは?
門や扉、窓などを開け放ち、自由に出入りすることができるように開けたままにしておくことを意味する「解放」。
このことから、物理的に広々とした状態を感じることが「開放感」となります。
「開放感」の使い方
「開放感がある・ない」といった使い方のほか、「開放感を味わう」や「開放感を持たせる」、「開放感のある空間」などといった形で用いられます。
「解放感」と「開放感」の違い
同じ読み方をする「解放感」と「開放感」ですが、それが気持ちや感情的なものなのか。
それとも、物理的なものなのか。
といった違いがあります。
「解放感」の場合、束縛から解き放たれ自由になった状態を意味し、「開放感」の場合は広々とした状態を感じることを意味します。
このように、感情的なものなのか。
物理的なものなのか。
といった違いがあります。
「解放感」の例文
・『受験勉強も終わり、ただいま、解放感に浸っています』
・『大きなプロジェクトが終わり、やっと解放感を味わうことができた』
・『親元を離れ、解放感を味わう日々を送っています』
・『親を看取り、ちょっとした解放感を味わっている自分がいます』
「開放感」の例文
・『施主様からの要望は、開放感のあるリビングルームです』
・『開放感を持たせるため、極力、壁は取り除きました』
・『大きな家具は、開放感の妨げになります』
・『開放感のある家で子供を育てたい』
まとめ
同じ読み方でも、どのような状況を意味する言葉なのかといった違いがあります。