「見守る」と「見届ける」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「見守る」と「見届ける」の違いとは?違い

この記事では、「見守る」「見届ける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「見守る」とは?

人が困っている様子でも、手を出さず静かに優しい気持ちで見ている状態を「見守る」【みまもる】といいます。

この状態になるのは、相手が1人でも出来るので手を出さないよう助けなくてもよさそうな状態であるとき、少し離れた所で「優しく見守る」わけです。

見ているだけのときは、相手に怪我がないように祈り、悪いことが起きないようにします。


「見届ける」とは?

介護を必要とするお年寄りが1人で廊下を歩いて部屋に入ったり、車に乗って買い物へ行く姿を見ては確かめる行為を「見届ける」【みとどける】といいます。

成り行きを見るに、それらに目を向けて「確かめる」といった意味がある届けるを掛け合わせた言葉です。

このような意味から「真偽を見届ける」というように、真実か偽造になるか結果を確かめるとき使います。


「見守る」と「見届ける」の違い

「見守る」「見届ける」の違いを、分かりやすく解説します。

相手が無事でいるように祈る気持ちで手を貸さず、見た状態で行動を見届けるのが「見守る」です。

1人で靴が履けたり、食事ができるお年寄りの行動を見守る介護職員がよく見せる行動を指します。

もう一方の「見届ける」は、事実や事の成り行きの結果に目を向けることを意味する言葉です。

最後まで物事の経過を見て、確かめるという場面で使われています。

「見守る」の例文

・『80歳の男性が箸を使ってご飯を食べようとする姿を見守る』
・『リハビリを終えた人が1人で階段を上がる姿を見守る』

「見届ける」の例文

・『親が車椅子で買い物に出かける様子を見届ける』
・『裁判がどのような結果になるか、家族と共に見届けた』

まとめ

同じ「見」が使われている言葉ですが、守るか届けるという違いがあります。

状況に応じて使えばうまく言葉の意味に相応しい使い方になるでしょう。

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