特定の物事を表す言葉には「本件」や「事柄」があります。
この記事では、「本件」と「事柄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本件」とは?
「本件」とはこの件を示す言葉であり、色々な場面で使われています。
「本件」はこれ以外にも主となる事件を示す意味があり、これは警察などが現在取り調べしている事件を示すのが特徴です。
警察が扱う「本件」の反対語には「別件」があります。
「本件」や「別件」は仕事の場面でも使うことが可能です。
「本件」の類義語には「案件」や「問題」があります。
また「件の(くだんの)」という言葉は前に話したことや述べた事柄を表す時に使います。
「事柄」とは?
「事柄」とは物事の様子や事態、事実、内容などを表す言葉です。
「事柄」はこれ以外にも人物の体格や品格を表す時にも使います。
「事柄」は人間の行為や行動以外にも自然現象など様々な出来事を示す時にも使うことが可能です。
「事柄」の類義語には「事象」や「出来事」、「一件」があり、これらも様々な場面で使われています。
「本件」と「事柄」の違い
この2つはどちらも特定の物事を表す時に使う言葉です。
「本件」はこの件を示す意味があり、警察が現在扱っている事件を示す時にも使われます。
「事柄」は様々な物事の様子や内容を示す言葉であり、幅広く使うことが可能です。
「本件」の例文
・『その刑事は本件から降りるように言われたので、別件の調査を始めました』
・『本件に関しては機密事項が多いので、あまり話すことがありません』
「事柄」の例文
・『調査した事柄を整理すると、矛盾している箇所が多く発見されたのでこれから修正します』
・『事件の事柄を助手は探偵にじっくりと話したところ、彼は驚くような推理を始めました』
まとめ
「本件」や「事柄」はその物事を示す時に使う言葉です。
「本件」は警察が現在扱っている事件を示す意味があり、これ以外のものは「別件」と呼ばれています。
