この記事では、「意見なし」と「異議なし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「意見なし」とは?
「意見なし(いけんなし)」とは、ある問題や題目に対する主張や考えなどがないことを表します。
これは、反対意見や賛同する意見そのものが無いということにも取られる可能性があります。
言い換えれば、ある問題や題目事態に関心が無いとも捉えられます。
このように、「意見なし」については、ある問題や題目に積極的に参加していないと取られてしまう可能性もあるので自分の意図した形で言葉が伝わらない可能性が高い言葉と成っています。
相手を挑発するような特別な意図が無い限りはあまり使わない方がいい言葉となります。
「異議なし(いぎなし)」とは?
「異議なし」とは、ある問題や題目に関して今まで出てきた意見に対して、反対する意見や不満などがないことを表します。
これは、今まで出てきた意見に対して賛同するといったことを表しています。
素直に明示する場合には、賛成ですとした方がよい場合もありますが、裁判などの法律用語では、「異議なし」とする形式となっています。
「意見なし」と「異議なし」の違い
「意見なし」と「異議なし」の違いを、分かりやすく解説します。
「意見なし」は、ある問題に対して意見が無い場合や全く関心が無い場合に使われるのに対し、「異議なし」は、今まで出てきた意見に対して賛同するといった場合に使われるという違いがあります。
「意見なし」の例文
・『私はいつも自己主張が苦手で意見なしと取られてしまいます』
・『私は他人に意見なしです』
「異議なし」の例文
・『今日壮行会を開くことに意義なしです』
・『その判決には意義なしです』
まとめ
「意見なし」と「異議なし」の違いについて説明しました。
「意見なし」は、ある問題や題目に関して主張や考えが無いことを表し、関心が無いととらえられかねない言葉となります。
「異議なし」は、ある問題や題目に関して今まで出てきた意見に対して、反対する意見や不満が無いことを表す言葉となります。
どちらの言葉も積極的に使わずに、適切に意見を明示した方が誤解を与えずに済む言葉となります。
