この記事では、「記載ください」と「記載してください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「記載ください」とは?
目上の人や大事な顧客に対して名前を書いてほしい、必要事項を詳細に記入してもらうように伝えるのが「記載ください」【きさいください】です。
書類に目を通した人が内容を承諾した証として「ここに記載ください」とサインして欲しい気持ちを伝えます。
一般的には尊敬語として「ご」を一番先頭に付けて「ご記載ください」と使う言葉です。
「記載してください」とは?
要望をなるべく分かりやすいように書いてほしいと伝えるのが「記載してください」【きさいしてください】です。
客や取引先が何を必要としているのか、商品に対してどのような不満を抱いているか詳細に知りたいと思うとき、どのような内容でも参考にするため「記載してください」と相手に対して伝えます。
記載してもらった内容に目を通し、問題点を改善していく参考にするのです。
「記載ください」と「記載してください」の違い
「記載ください」と「記載してください」の違いを、分かりやすく解説します。
相手に対して謙虚な気持ちで承諾させる際、書類に名前を書いてもらうとき「記載ください」と丁寧に相手へ伝えます。
主に使う相手としては上司や取引先、客であり、失礼がないよう尊敬の念を持って「ください」と敬語を使うのです。
もう一方の「記載してください」は「記載ください」よりも強く相手に対して記入するように伝えます。
それほど記入が必要な書類であると強調し、絶対にサインして欲しいという気持ちを伝える言葉になるわけです。
「記載ください」の例文
・『開発するにあたり、分かりやすく承認サインを記載ください』
・『古い館内を見学するには、受付で先に名前を記載ください』
「記載してください」の例文
・『注意事項に目を通してから用紙に名前を記載してください』
・『楽器を購入するには、カード番号を正しく記載してください』
まとめ
同じ意味で使われている言葉を2つご紹介しましたが、相手の立場や状況により使い分ける必要性があります。
言葉の意味を知る努力すれば、うまく使いこなせるようになるでしょう。
