この記事では、「あります」と「ございます」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「あります」とは?
元々は「有る」の連用形として使われている「あり」に、助動詞の「ます」が掛け合わさった言葉です。
使い方としては、「受付に資料があります」といい、何がどこにあるか人に伝えるときに使います。
他にも「この施設には売店があります」と電話で問い合わせてきた人に分かりやすく何があるか伝えるわけです。
このように、存在している事実を相手に分かりやすく教えるといった意味で使います。
「ございます」とは?
このような物、事柄があると人へ丁寧に伝えるとき使うのが「ございます」です。
元々は丁寧語に目上の人でも使える丁寧な助動詞を掛け合わせた言葉であり、たいていは「○○でございます」といった使い方をします。
例えば、「これは当社を代表する商品でございます」と使い、何がいかにお勧めであるかを伝えるのです。
また、「営業部の○○でございます」と自分を紹介するとき丁寧な言い方ができます。
「あります」と「ございます」の違い
「あります」と「ございます」の違いを、分かりやすく解説します。
問い合わせてきた人に対してこのような物がある、施設には備わっているという事実を分かりやすく伝えられるのが「あります」です。
もう一方の「ございます」は「あります」をより丁寧にした言葉であり、主にもてなす客や部長、社長といった立場がある人に対して使われています。
「あります」の例文
・『エレベーターは1階の受付の斜め向かいにあります』
・『午後は大事な会議がありますので、早めに書類を作成して下さい』
「ございます」の例文
・『私がこの店を切り盛りする店長の○○でございます』
・『ここは900年前に発見された地元で愛される温泉でございます』
まとめ
どちらも職場でほぼ同じ意味で使われている言葉ですが、相手によって失礼がないようにうまく使い分けてみるといいでしょう。