この記事では、「ぼやける」と「霞む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ぼやける」とは?
物事がはっきりと見えなくなることです。
目の焦点が合わなかったり、画像が不鮮明だったり、光が強すぎたりすると、ぼやけて見えます。
例えば、「目がぼやける」「写真がぼやける」「日差しがぼやける」などと使います。
ぼやけるという言葉は、主に視覚に関する現象を表しますが、話し合いの争点や記憶などがはっきりしないこともぼやけると言えます。
例えば、「議論のポイントがぼやける」「子供の頃の思い出がぼやける」などと使います。
ぼやけるという言葉は、はっきりしないこと全般に使えます。
「霞む」とは?
霞がかかることです。
霞とは、空気中に浮遊する微粒子が光を散乱させることで発生する、空や遠景が白っぽく見える現象です。
例えば、「空が霞む」「山が霞む」などと使います。
霞むという言葉は、主に自然現象を表しますが、目が疲れたり故障したりして物が見えにくくなることも霞むと言えます。
例えば、「目が霞む」などと使います。
霞むという言葉は、ぼやけるという言葉よりも、目の方の問題や霞がかかったような状態を表すときに使われます。
「ぼやける」と「霞む」の違い
「ぼやける」と「霞む」の違いを、分かりやすく解説します。
ぼやけるは、物事がはっきりと見えなくなることを表す言葉で、視覚に関する現象だけでなく、話し合いの争点や記憶などがはっきりしないことも表すことが可能です。
その一方で、霞むは、霞がかかることを表す言葉で、自然現象だけでなく、目が疲れたり故障したりして物が見えにくくなることも表すことが可能だが、目の方の問題や霞がかかったような状態を表すときに使われることが多いと考えられます。
「ぼやける」の例文
・『話し合いの争点がぼやける』
・『画像がぼやけていてはっきり見えない』
「霞む」の例文
・『悲しい出来事が起きて、涙で目が霞む』
・『夢のような出来事に現実感が霞む』
まとめ
「ぼやける」は、はっきりしないこと全般に使えますが、「霞む」は、光が弱まって見えなくなることや、感情や感覚が鈍ることに使われます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。