「各論」と「総論」の違いとは?分かりやすく解釈

「各論」と「総論」の違いとは?違い

この記事では、「各論」「総論」の違いを分かりやすく説明していきます。

「各論」とは?

「各論」とは物事を構成しているそれぞれの項目や部門について、一つずつ取り上げて詳しく話す意見や論文です。

たとえば学校教育について議論する場合に全体の大まかな指標を出すのではなく、国語は読解力の低下が目立つのでそれを補う必要がありますなど、教科という項目ごとに具体的な話をするのが「各論」になります。

そのため議論についての一部分ごとという意味で使われることもあるでしょう。


「総論」とは?

「総論」とは物事を全体的に見て述べる意見やその論文です。

物事の全体を大まかにまとめたいわゆる概要のことを「総論」ということもあります。

「総論」の中でそれぞれの項目についても触れることもありますが、各項目についての細かい部分については語らず、その「総論」に至った理由や要因の一部として軽く触れられるだけでしょう。

大まかにその人の意見や物事の概要を知るには「総論」を聞けば大体理解できますが、どうしてそういう結果になったのかを知るには「総論」だけでは足りません。


「各論」と「総論」の違い

「各論」「総論」の違いを、分かりやすく解説します。

物事をそれぞれの項目ごとに細かく論ずることが「各論」で、物事の全体を大まかに見て論ずることが「総論」です。

物事についてどのような視点で見るかによる違いなので「各論」「総論」に含まれるというわけではなく、一つの物事に対しての意見でも「各論」「総論」で反対の意見になることもあります。

まとめ

それぞれ一つの物事を一部ずつに分けた上でその一つ一つに意見を出す「各論」、一つの物事を分けたりせず全体で意見を出す「総論」と考えればいいでしょう。

見方が変われば意見も変わるので、「総論」としては賛成だけれど各項目の細かい部分に難があって「各論」には賛成できないというケースもあります。

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