この記事では、「ぼろい」と「おんぼろ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ぼろい」とは?
布や紙などの素材が破れたり、穴があいたり、ほつれたりしている状態を表す言葉です。
例えば、「ぼろい服」「ぼろい本」「ぼろい旗」などのように使います。
ぼろいは、もともと「ぼろ」という名詞から派生したもので、「ぼろ」は「ぼろぼろになった布切れ」や「ぼろぼろになったもの」を意味します。
「おんぼろ」とは?
家具や建物、乗り物などの物品が古くなって傷んだり、壊れたり、機能しなかったりする状態を表す言葉です。
例えば、「おんぼろの車」「おんぼろのアパート」「おんぼろのテーブル」などのように使います。
この言葉は、もともと「おんぼ」という名詞から派生したもので、「おんぼ」は「古くて傷んだもの」や「ぼろぼろになったもの」を意味します。
「ぼろい」と「おんぼろ」の違い
「ぼろい」と「おんぼろ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ぼろい」と「おんぼろ」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い方には違いがあります。
「ぼろい」は主に利益や労力に関することに使われることが多く、「ぼろい商売」というように、元手や労力に比べて利益が多いという意味で使われます。
また、「ぼろい」という言葉は「ぼろ(襤褸)」を形容詞化したもので、古くなって傷んでいるという意味もあります。
その一方で、「おんぼろ」は「非常に傷んでいる状態のこと」を表す言葉で、主に物に対して使われます。
例えば、「おんぼろの車」「おんぼろのアパート」などというように、見た目において明らかにぼろいと言えるシーンが代表的です。
「ぼろい」の例文
・『このぼろい本は、祖父が若いころに読んだものだそうだ』
・『彼はぼろい商売で大儲けした』
「おんぼろ」の例文
・『おんぼろのアパートに住んでいると、冬は寒くて夏は暑い』
・『おんぼろの車で旅行に行くのは危険だ』
まとめ
「ぼろい」と「おんぼろ」は、どちらも「使い古して傷んでいるもの」を表す言葉ですが、ニュアンスには違いがあります。
それぞれの意味を理解して、使い分けられるようにしましょう。