「ボロい」と「乏しい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ボロい」と「乏しい」の違いとは?違い

この記事では、「ボロい」「乏しい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ボロい」とは?

ボロいとは、古くなって壊れたり傷んだりしていることをいいます。

また、粗末なものをボロいと表現することもあります。

ボロいのボロを漢字で書くと「襤褸」となり、着古して破れた衣服や使い古した布のことを指しています。

襤褸を形容詞化したのが「ぼろい」で、「ボロい」と表記することもあります。

また、ボロいには、労力があまりかかっていなかったり元手が少なかったりするのに利益が大きいことを指したりもします。

その場合、「ボロい商売」と言ったりします。


「乏しい」とは?

乏しいとは、十分ではないことや足りないことをいいます。

「経験が乏しい」とか「蓄えが乏しい」といった使い方をします。

それから乏しいは、経済的に貧しいことを指す場合もあります。

元々は「ともしい」で、音が変化して「とぼしい」になりました。


「ボロい」と「乏しい」の違い

ボロいは古くなって壊れたり傷んだりしていることを指す言葉で、乏しいは足りないことや貧しいことを指す言葉です。

古いというニュアンスが強いのがボロいで、足りないというニュアンスが強いのが乏しいになります。

また、ボロいには労力や元手が少ないのに利益が大きいという意味もあります。

「ボロい」の例文

・『彼はボロい家に住んでいてあちこち雨漏りがしているが、お金がないので修理できない』
・『あの子はいつもボロい服を着ているので心配だ』
・『ただ同然で買った物を数百万円で売るなんてボロい商売をしている』

「乏しい」の例文

・『彼は経験が乏しいので、サポートしてあげて欲しい』
・『パートで短時間しか働けないので、乏しい生活をしている』
・『カジノで散財したから旅費が乏しくなってしまった』

まとめ

ボロいは古くなって壊れたり傷んだりしていることで、乏しいは十分ではないことや足りないことです。

また、ボロいには元手や労力が少ないのに利益が大きいという意味もあります。

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